ア・イ・ド・ル論 [BOOKS]

忙しさにかまけて読書の時間が激減している。
難しげな本も読めなくなっている・・・。
やばい。
「山口百恵→AKB48ア・イ・ド・ル論」を読んでみた。

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確かに最近のアイドルは男も女も「グループ」化している。
そしてAKB48は地方にも提携グループをつくり筆者曰く盤石な体制を構築しつつあるようにも思える。グループであれば人気者が複数出現する可能性がある。そしてそこに宣伝費を集中投下したり、アイドル以外の売り方をすればよい。なるほど、理にかなっている。さてAKBは第一期生が引退しつつ、このあとどうなってゆくのであろう。興味深い。


本日25日のMessinaは通常通りの営業です。
CAFE TIME 15:00~17:30 (L/O 17:00)
BAR TIME 19:00~23:00(L/O 22:30)
今日もまったりロックでゆったりしていただく空間を演出しますので、よろしくです~。

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デル・ピエロ [BOOKS]

ユベントスの永遠の貴公子・ファンタジスタ、デル・ピエロの自伝を読んだ。

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まさに夢の実現者の成功物語。
サッカー好きの子供たちに読ませたいですね。
彼も子供の心と大人の頭をあわせ持つ素晴らしい男だ。
現在も夢の続きを求めてオーストラリアでサッカーボールを蹴り続けている。


最近お店でちょっとマニアックなレコード聞いてます。
たとえば・・・

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1973年リリースのカントリータッチの曲の多いグループ、「クロスカントリー」。
誰も知らないでしょ?
マニアックすぎる?


「恋しくて」村上春樹編訳 [BOOKS]

残念ながらノーベル文学賞は今回も逃したが、次回こそは・・・。
最新の翻訳本「恋しくて」を読んだ。

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9編の翻訳と最後の1編は春樹さんの書き下ろし。
すべて大人の恋だがどこか正常ではないこんがらかった二人・・・三人!の恋。エキセントリックな趣き。でもよくこれだけ多くの作家の作品を探し出してきますよね。春樹さんの書き下ろしも主人公の二人は日本人ではない。これも翻訳を読んでいる感覚だ。自分でも書いているがカフカの「変身」の続き的な得意のちょっとシュールで非現実。




久しぶりに六本木の国立新美術館へ。
アメリカン・ポップ・アート展を観にwith wife & daughter.

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やっぱウォーホルはいいですね。200個のキャンベル・スープ缶は圧倒的。それにしてもモデルにもなっているキミコ・パワーズって何者?今回の作品は彼女のコレクションなんですが、しかもこれら巨大な作品を家の中のあちこちに飾っている。どんな大きさの家?!!!

芥川賞、直木賞 [BOOKS]

今回の芥川賞、直木賞受賞作品を続けて読んだ。

芥川賞受賞作「爪と目」藤野可織
幼い娘が継母の行動を冷徹に見ている。怖いまでにその詳細を。鋭すぎる幼児体験・・・現実はどうなんだろう。そうとは知らずに奔放な継母は・・・同じ女として最後に共感しあう部分がこれまたとんがっている。ちょっとだけヘヴィーな小説でした。

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直木賞受賞作「ホテルローヤル」桜木紫乃
作者の実家がラブホテルだったので、一度このテーマで書いてみたかったそうだ。行為そのものではなく、それぞれの二人の関係、様々な関係、現代を投影している連作形式だ。ありうるなこの関係、状況・・・と思わせるリアリティがそこにある。この作家いいかも。


かみさんが読んでいた前回の直木賞受賞作「何者」(朝井リョウ)も読んでみた。

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う~ん。これはまさに若者の文学ですね。テーマも就活だし、僕らの世代にはピンとこない場面の連続。私にはちょっと流派が違う作家でしたね。






最近読んだ3冊 [BOOKS]

最近、本を読むペースががた減り。原因は
①暑いので気力なし。
②電車で読む方だが電車に乗る機会激減のため。
③眼が悪くなった。
とかとか?


吉田修一の新作「愛に乱暴」

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夫の不実、そして子供ができないこと・・・めぐりめぐってそれは過去の自分に降りかかってくる。日常の家庭の幸せだったと思っていたことが実は幻想だった、コミカルなようでシリアス。読む人によって取り方は様々だろうかと。



伊坂幸太郎の文庫版「バイバイ、ブラックバード」

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5人の女性と同時にある種誠実につきあってしまう、ダメダメ男。でも彼はとんでもない女(と呼べるのか?!)と出逢う事で状況は一変してしまう。不思議な設定と随所にブラック・ユーモアが盛り込まれている。それにしても伊坂幸太郎もいろいろなタイプの小説を書く作家ですね~。




湊かなえの文庫版「贖罪」

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かみさんがハマり、WOWOW制作のドラマをDVDで読む前に観た。やはり小説の方が心理描写が細かいので映画とは似ていて非なるものといったかんじ。女の子を殺されてしまう母役はキョンキョン。こわ~い役もぴったりです。そして一緒に居合わせた同級生の女の子たちが呪縛をうけたかのように理不尽ではあるが贖罪という正義のために人を次々と殺してゆく。重~い小説です~。

なんか最近読む本、重いのが多いみたい。偶然?!


平野啓一郎「空白を満たしなさい」 [BOOKS]

平野啓一郎の最新作「空白を満たしなさい」(2012)を読んだ。

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主人公土屋徹生は死後3年たって突如生き返る。世界各地で死んだ人間がよみがえる。なぜ?何のために。土屋は愛妻とかわいい幼い息子がいて幸せな家庭を築いていた。死因は自殺とされていたが真相は。「死」とは何か、生きている意味とは、永遠と一瞬の世界、人間の根源に迫る493ページの力作。どんどん読み進める彼にしては読みやすい文体です。彼のこの作品に限り村上春樹が好きな方にはあっている本かも。



アトランティックのR&B1000円シリーズが発売になっている。ブッカーT&MG’sのライブ盤(日本初CD化)を購入。

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1967年のヨーロッパ・スタックス・ツアーの音源。サム&デイヴやオーティス・レディングのバックをつとめる前にすでにこの熱狂ぶりのオープニング・アクトとして演奏されたもの。やっぱライブはかっこいい。”グリーン・オニオン”サイコーです。当時のスタックスのR&Bを支えていた彼らの音はシンプルだけどこれぞソウル、体が揺れます。



窪美澄「アニバーサリー」 [BOOKS]

窪美澄の「アニバーサリー」を読んだ。

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マタニティスイミングの講師のシニア世代の昌子とその教室にかつて参加していたシングルマザーを決意した真菜が震災をきっかけに穏やかにしかし心を徐々に開きながら深く繋がりあう。幼少の頃から目立たないおとなしい性格だった二人が今は明日を見据え力強く生きてゆこうとする。窪はまたこの作品でも女性の底知れない強さを描いている。いい作家だ。


ラリー・カールトン&ロベン・フォード「アンプラグド」

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ブルース、R&Bからフュージョンの代表プレイヤーになったラリーとフュージョンからブルースに傾倒していったロベンのコラボ・ライブアルバムがリリースされた。二人が織りなす鮮明でしなやかでテクニカルな音の共演。夜聞くのに適してますね。ロベンは2曲ブルースを歌ってますが”I PUT A SPELL ON YOU”はムーディでゾクっとします。レーベルは「335レコーズ」にんまり。プロデュースは先輩のラリー・カールトン。大人のフュージョン・ブルース・アルバムです。


奥田英朗 「噂の女」抱腹絶倒~。 [BOOKS]

奥田英朗の最新作「沈黙の町で」はこのブログでも書きましたが、かなりヘヴィーだったんですが、前作のこの「噂の女」は初期のあの伊良部先生シリーズのような、(ブラック)ユーモア溢れるおもしろおかしい彼本来のエンタテインメント小説ですね。こういうのが好きなんです。文学的じゃないもの。

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魔性の女とわかっていながら、その魅力にとりこまれてしまう男ども。小品集ですが、通して読むとちゃんと連作になってます。久々に腹の皮よじれました~。


話変わって、東銀座周辺のお店が今話題になってますよね。どこも混んでます。でも30分くらい並んで食べてきました。歌舞伎座真横の喫茶「YOU」のオムライス。

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卵ふわふわで美味いっす!でもケチャップライスには具は何も入ってません。卵で勝負?!


4月27日(土)

白金で義父の法事。27回忌。月日のたつのは早いものです。そのあと洋風懐石「chez SUGITA」でお食事。

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さわら・・・多すぎてこれで満腹。ズッキーニ揚げてあるのはうまいですね。

帰り道、新浦安駅前バス停周辺の液状化対策工事、上から見たらすごいことになってます。

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「コメダ珈琲店」で一休み。名物ミニシロノワール初めて食べてみました。

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うまい。さくさく&じんわり。でも、ミニでもお腹いっぱい。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 [BOOKS]

話題の村上春樹のの新作を2日で読み上げた。

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失望にうちひしがれた青春の日々を追い求め、現実と非現実の世界を行きかいながら、多崎つくるはいろいろな人とめぐりあい、それが必然なのか偶然なのか、そしてそれらの人との関わりの中で確実に成長してゆく。あらゆるテーマが盛り込まれ、いつものことながら彼の作品らしく、読む人によって感じとり方は様々だと思う。ある場面の主人公や登場人物があたかも自分のことのように感じられる瞬間がある。文学作品というよりは、たとえばユングやフロイトが小説を書くとしたら、このような作品になるのではないかと。きわめて精神分析的というか形而上的な小説だ、いつものことながら。いや、いつも以上に?



月曜日にようやくギブスをはずす許可が出て、昨日から少しずつリハビリ歩行。右足を1カ月使っていなかったので筋力がなく、少し歩いただけでふくらはぎが痛くなる。無理せず毎日少しずつ歩行距離を伸ばしていこう。でもってCDショップに行けないんでamazonでこれを購入。

スティーヴ・クロッパー&フェリックス・キャバリエ「NUDGE IT UP A NOTCH」(2008)

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スタックスでオーティス・レディング、サム&デイヴ、ウィルソン・ピケット等の偉大なソウル・アーティスト達のバックでかっこいいギターを弾き、ブッカーT&MG’S、ブルース・ブラザーズでもおなじみのあのスティーヴと、ラスカルズでブルー・アイド・ソウルの元祖のような柔らかいソウル・ナンバーを歌わせたら天下一品のフェリックスのコラボ・アルバム。ご機嫌なアップテンポの曲やテンプテーション的しなやかなナンバーとかインストもあり、スティーヴのギターとフェリックスのヴォーカルがソウルフルに迫力をもって聞く者にせまってくる素晴らしいアルバムですね。買ってよかった。

「なめらかで熱くて甘苦しくて」川上弘美 [BOOKS]

あいかわらず退屈な日々が続く。

この数日で読んだ本。

川上弘美の「なめらかで熱くて甘苦しくて」

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女性の目から見たヰタ・セクスアリス。生と死と性に対する冷静なアプローチ、5編の短編集。少女の性への目覚め、子供を産んでセックス観が根本的に変化する女、かなり年上の男性をも母性で包み込んでしまう女、快楽で結ばれていた男への鎮魂と供養の旅・・・等、女はやはり生きることに関しては男よりも強いのかも。読みやすい文体だし、文章にいやらしさがないところがいいかんじ。



「犬の人生」マーク・ストランド(村上春樹訳)

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1998年に翻訳本が発売されていますが、アメリカでは1985年に出版されています。アメリカの現代詩界では著名な詩人だそうで。この本もショート・ショートの小説というよりは、散文もしくは詩に近い作品かも、とても奇妙な話ばかりで、難解だし、小説を読むように読んでもだめですね。詩が好きな人向けかもしれません。
「実を言うとね、僕は犬だったんだよ」とか、敬愛する父親が亡くなり恋人が出来てその女性が父親の生まれ変わりだと思いこんだり、ストーリーもきっちり構築されているのではなくイメージを広げていきながらそれをそのまま書いている感じです。実に奇妙奇天烈な本でした。


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