「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 [BOOKS]

話題の村上春樹のの新作を2日で読み上げた。

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失望にうちひしがれた青春の日々を追い求め、現実と非現実の世界を行きかいながら、多崎つくるはいろいろな人とめぐりあい、それが必然なのか偶然なのか、そしてそれらの人との関わりの中で確実に成長してゆく。あらゆるテーマが盛り込まれ、いつものことながら彼の作品らしく、読む人によって感じとり方は様々だと思う。ある場面の主人公や登場人物があたかも自分のことのように感じられる瞬間がある。文学作品というよりは、たとえばユングやフロイトが小説を書くとしたら、このような作品になるのではないかと。きわめて精神分析的というか形而上的な小説だ、いつものことながら。いや、いつも以上に?



月曜日にようやくギブスをはずす許可が出て、昨日から少しずつリハビリ歩行。右足を1カ月使っていなかったので筋力がなく、少し歩いただけでふくらはぎが痛くなる。無理せず毎日少しずつ歩行距離を伸ばしていこう。でもってCDショップに行けないんでamazonでこれを購入。

スティーヴ・クロッパー&フェリックス・キャバリエ「NUDGE IT UP A NOTCH」(2008)

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スタックスでオーティス・レディング、サム&デイヴ、ウィルソン・ピケット等の偉大なソウル・アーティスト達のバックでかっこいいギターを弾き、ブッカーT&MG’S、ブルース・ブラザーズでもおなじみのあのスティーヴと、ラスカルズでブルー・アイド・ソウルの元祖のような柔らかいソウル・ナンバーを歌わせたら天下一品のフェリックスのコラボ・アルバム。ご機嫌なアップテンポの曲やテンプテーション的しなやかなナンバーとかインストもあり、スティーヴのギターとフェリックスのヴォーカルがソウルフルに迫力をもって聞く者にせまってくる素晴らしいアルバムですね。買ってよかった。
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