芥川賞、直木賞 [BOOKS]

今回の芥川賞、直木賞受賞作品を続けて読んだ。

芥川賞受賞作「爪と目」藤野可織
幼い娘が継母の行動を冷徹に見ている。怖いまでにその詳細を。鋭すぎる幼児体験・・・現実はどうなんだろう。そうとは知らずに奔放な継母は・・・同じ女として最後に共感しあう部分がこれまたとんがっている。ちょっとだけヘヴィーな小説でした。

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直木賞受賞作「ホテルローヤル」桜木紫乃
作者の実家がラブホテルだったので、一度このテーマで書いてみたかったそうだ。行為そのものではなく、それぞれの二人の関係、様々な関係、現代を投影している連作形式だ。ありうるなこの関係、状況・・・と思わせるリアリティがそこにある。この作家いいかも。


かみさんが読んでいた前回の直木賞受賞作「何者」(朝井リョウ)も読んでみた。

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う~ん。これはまさに若者の文学ですね。テーマも就活だし、僕らの世代にはピンとこない場面の連続。私にはちょっと流派が違う作家でしたね。






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